短歌界のトップランナー・穂村弘　×　新鋭イラストレーター・長谷川朗
『しんかんせん』（限定20冊）



こんな世界　みたことない！はじめてのドキドキ★新幹線のたび
洗練された無駄のない文章と独特なリアリティを感じさせるユニークなイラストに引きこまれることでしょう。はじめての旅でドキドキいっぱいの「こども心」が、みごとに表現された作品です。

絵本のたから箱・作者のことばより一部抜粋
パラレルワールドの「しんかんせん！」　穂村弘
…ページを開くと「これが人間？ これが新幹線？ これが富士山？」という驚きの世界。
見慣れたはずの風景がすっかり新しく生まれ変わっています。
『しんかんせん！』では、その時々の気持ちによって、目の前の世界が違って見えることも表現されています。
主人公の「ぼく」が初めての一人旅で緊張している時、見送りの「ママ」以外の周囲の人々はみんな真っ黒な姿をしています。なんだか怖そう。でも、お話が進むにつれて様子が変わってゆく。
そして、「ぼく」が冒険をやり遂げて旅が終わりに近づいた時、人々が本来のカラフルな姿に戻るんです。









サイン本の販売は終了いたしました。 通常本（サインなし）のお届けになります。


［著者プロフィール ］　
穂村弘（ほむら ひろし）・文
現代短歌を代表する歌人として、評論、エッセイ、絵本、翻訳など様々な分野で活躍。2008年、短歌評論『短歌の友人』（河出書房新社）で第19回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、2017年、『鳥肌が』（PHP出版）で第33回講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』（講談社）で、第23回若山牧水賞を受賞。絵本に『あかにんじゃ』（絵：木内達朗、岩崎書店）、『まばたき』（絵：酒井駒子、岩崎書店）などがある。

長谷川 朗（はせがわ あきら）・絵
ヴィレッジヴァンガード下北沢店の副店長として勤務する傍ら、イラストを描く。ポップな色彩と、抽象的な造形でキャラクターを作り出す。2014年、HBファイルコンペ 仲條正義賞大賞受賞。これまでの仕事に、松浦弥太郎『1からはじめる』（講談社）の装画や、『1分えほん』（ポプラ社）への参加などがある。